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歴史に学ぶ（木村広志）
４月末、ちょっとした用事で一関市に行った。市内レストランに掲示してあった一関市博物館のイベントポスターに誘われ、予定外だったが博物館内をのぞいてみた。 当日は企画展「一関藩家老席・沼田家の遺宝」が開催され、具足や刀剣、漆器などとともに伊達政宗や綱基（のちに綱村）の書状もあり、仙台藩の支藩だった事実を改めて認識させられた。...
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レクイエム（木村広志）
動画投稿サイト「ユーチューブ」で検索していたとき、石巻市出身の作曲家で桐朋学園大学院教授・石島正博さんの作品に出合った。「ピアノソロのためのレクイエム」という１３分程度の小品で、２０１１年の東日本大震災直後に作曲されたものらしい。 現代音楽の第一人者の作品だけに親しみやすいとはいえないかもしれないが、静かに語りかけるように進む音楽、深い悲しみと祈りを感じさせる響きが聴く人の心に染み入ってくる。...
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毛利コレクション企画（木村広志）
「石巻かほく」に、５月１０日から毎週水曜３面で連載してきた企画「毛利コレクションへの招待」が、９月６日に１８回目で終わった。石巻市住吉町出身の毛利総七郎氏（１８８８～１９７５年）が、生涯をかけて収集したコレクションの幅の広さに改めて感心させられた。...
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大森城跡（木村広志）
近くを通るたびに気になっていた石巻市二股の大森城跡に先月、用事のついでに立ち寄った。 大森城は、高さ５５メートルの大森山一帯が城を構成する中世の大規模な山城で、東西約６００メートル、南北約２５０メートルにも及ぶ。...
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戊辰戦争１５０年（木村広志）
戊辰（ぼしん）戦争から１５０年の今年、各地でさまざまなイベントが展開される。 「石巻かほく」でも１月１日付、第２朝刊２、３面に石巻市芸術文化財団理事長・阿部和夫さんの「戊辰戦争と石巻」が掲載された。石巻に歴史の一コマが深く刻まれていて驚かされた。...
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ほこりまみれのレコード（木村広志）
レクイエム「潮音」という楽曲をご存じの方がどれだけいるのだろうか？ 部屋の片付けをしていた数日前、ほこりまみれのレコードを見つけた。１９８３年の石巻市制施行５０周年記念事業を収めたＬＰ２枚組みのアルバムで、その中の１曲が「潮音」。 市制施行５０周年記念委嘱作品で、正式名称は「高橋英吉に捧（ささ）げるオーケストラのためのレクイエム潮音」という。石巻市出身の作曲家・石島正博さんの作品だ。...
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黒沢楽兵隊（木村広志）
４、５年前、インターネットで調べ物をしていた時に、幕末の仙台藩家臣で桃生地区中津山地区に所領を持つ黒沢家に、楽兵隊が組織されていたという記事に出合った。楽兵隊は、ラッパや太鼓などで部隊を鼓舞する洋式の軍楽隊。当時の東北各藩は、飢饉（ききん）などによる財政難もあって戦国時代とほぼ変わらない旧態依然の兵装備が主流といわれていたので、石巻地区に洋式部隊があったことに驚いた。...
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仙台藩と戊辰戦争（木村広志）
「増補決定版 仙台藩の戊辰戦争」（荒蝦夷）の出版を記念して６月に仙台市の金港堂本店で行われた、著者の木村紀夫さんと仙台在住の小説家熊谷達也さんによるトークイベントをのぞいた。...
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エル・カミーノ・レアル（木村広志）
米カリフォルニア州の街道「エル・カミーノ・レアル」は、新大陸に上陸したスペインの修道士たちが、メキシコ側から北へと伝道・開拓していった歴史街道として知られている。アメリカの作曲家Ａ・リードが、こうした歴史街道にインスピレーションを得て、吹奏楽曲「エル・カミーノ・レアル」を作曲した。...
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さらば普門館（木村広志）
長年、「吹奏楽の聖地」と呼ばれていた東京都杉並区のコンサートホール「普門館」が、昨年末に解体された。全日本吹奏楽コンクール（全国大会）中学、高校の部の会場として使われてきたホールで、吹奏楽部員にとってはこのステージに立つことが憧れだった。...
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